2025年6月、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が激化し、テスラ株が急落しました。今後のテスラ株の行方と、投資家が注視すべきリスクについて解説します。
なぜトランプ大統領とマスク氏が対立したのか
- 発端は、米議会で審議中の税制・歳出法案(EV補助金撤廃など)に対し、マスク氏が強く反発したこと。
- トランプ大統領は、テスラなどマスク氏の企業への政府契約や補助金の打ち切りを示唆。
- 両者の対立がエスカレートし、SNSや記者会見で激しい応酬が続いています。
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テスラ株への影響
- 対立激化を受け、テスラ株は2日間で15%超の大幅下落。時価総額は1日で約15兆円($100-150B)消失。
- EV補助金($7,500税額控除)の撤廃が現実味を帯び、テスラの利益を年間12億ドル押し下げるとの試算も。
- トランプ大統領は政府契約や補助金の全面見直しを示唆しており、テスラだけでなくSpaceXなど他のマスク企業にも影響が及ぶ可能性。
- 米国だけでなく、欧州・中国でも販売不振が続き、経営環境は厳しさを増しています。
今後のテスラ株はどうなる?
- 政治リスクと規制リスクが一段と高まり、投資家心理は大きく冷え込んでいます。
- 補助金撤廃や政府契約見直しが現実化すれば、利益率や成長期待に大きな下押し圧力。
- 一方で、テスラは価格調整や新モデル投入などで一定の対応余地もありますが、競争激化や消費者離れも懸念材料。
- アナリストの間でも「今後もボラティリティの高い展開が続く」「しばらくは下値模索が続く」との声が多いです。
「テスラ株主は“戦場”にいるようなもの。トランプ政権との関係悪化は、今後の規制・補助金政策に直接影響し、株価の不安定要因となる」(CNBC・AJ Bell投資ディレクター)
「補助金撤廃でテスラの利益は年間12億ドル減少する可能性がある」(JPMorgan試算)
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まとめ
- トランプ大統領とマスク氏の関係悪化は、テスラ株にとって大きな逆風。
- 今後も政治・規制リスクが高止まりし、株価は不安定な展開が続く見通し。
- 投資判断には、政治動向や補助金・規制の行方、テスラ自身の経営戦略を注視する必要があります。
テスラはこれからのテクノロジーをリードする会社だから、トランプ大統領もテスラを大切にしてほしいものです