ダイエット 米国株

AIエージェント時代の米国株投資術

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――Claude Cowork・Moltworkerと「よくわからない相場」との付き合い方

AIエージェント関連のニュースが毎日のように流れてきて、MSFT・NVDA・PLTR・AMD・APPみたいなAI銘柄は乱高下。ついでにビットコインも暴れ回っていて、「もう相場が何に反応して動いているのか分からない…」という人も多いはずです。

この記事では、

  • AIエージェントってそもそも何なのか
  • Claude Cowork や Moltworker って何者なのか
  • それがMSFT・APP・PLTR・AMD・NVDAなどの株価とどう関係していそうか
  • こんな相場で個人投資家はどう動けばいいのか

を、「米国株中心の個人投資家目線」で整理していきます。
(横浜の狭い書斎で、夜な夜な決算書とチャートを眺めている人間が書いていると思って読んでください…)


AIエージェントって何?投資家目線のざっくり定義

投資家目線で一番しっくりくる定義はこれです。

AIエージェント = 「自分で考えて計画し、ある程度まで自動実行してくれるソフトウェアロボット」

今までのChatGPT的な生成AIは「会話がメイン」で、

  • こちらが質問
  • 返事が返ってくる
  • こちらがまた指示
    という一問一答ベースが基本でした。

一方でAIエージェントは、

  • こちらは「ゴール」や「ざっくりとした依頼」だけを渡す
  • エージェントがタスクを分解して、必要な情報を集め、
  • ファイルをいじったり、外部サービスと連携したりしながら、
  • ゴールに向けて「勝手に」進めてくれる

という世界観です。

人間にたとえると、

  • 従来のチャットボット:何でも聞くと答えてくれる「物知り」な人
  • AIエージェント:ToDoを渡すと、自分で調べて段取りして、ある程度まで仕事を進めてくれる「デキるインターン」

この「デキるインターン」が一気に量産されつつある、というのが今のAIエージェントブームです。


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Claude Coworkって何?「PCの中のAI同僚」

Claude Coworkの正体

Claude Coworkは、Anthropic(Claudeを作っている会社)が出しているファイル操作・タスク自動化に特化したAIエージェントです。

ざっくりいうと:

  • macOSアプリ上で動く「AIの同僚」
  • 指定したフォルダへの読み書き権限を与えると
    • ファイル整理
    • レポート作成
    • スプレッドシート生成
    • ドキュメントの変換 などを
      自分でタスク分解しながら自動実行
  • ユーザーは、「このフォルダを整理して」「ここから経費の一覧を作って」みたいな自然言語の指示を出すだけ

Anthropic自身が「Claude Codeの超一般向け版」と説明していて、開発者向けツールだったClaude Codeを、非エンジニアにも開いた形といえます。

Coworkは、

  • ファイルを消したり動かしたりする「実行権限」を持つ
  • マルチステップで計画〜実行までやる

という意味で、「ただのチャットAI」ではなく、かなり本格的なエージェントです。

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これが何で投資と関係あるのか?

エージェントが一般ユーザーのPCの中で普通に動き始める、ということは:

  • MSFTのCopilot系サービスや、NVDA・AMDが供給するGPUリソースの需要拡大
  • AnthropicのようなAIプラットフォーマーに対するクラウド支出の拡大
    → その裏にいるのがAzure(MSFT)、GPU(NVDA・AMD)など

という構図になります。

Cowork単体でMSFTの売上がどうこう、という話ではありませんが、

「エージェントが当たり前に使われる世界」が近づくほど、クラウド・GPU・AIソフトのストーリーに厚みが増す

というのは投資家として意識しておきたいポイントです。

現在、このAIエージェントが出てきたことで投資家は、未来のイメージを色々膨らませ、いろんなストーリーを描き始めています

しばらくは、その影響でボラの高い相場が続くでしょう

特に、ソフトウェア銘柄はかなり売られているので注意が必要です


Moltworkerって何?Cloudflare発の「セルフホストAIエージェント基盤」

Moltworkerの概要

Moltworkerは、Cloudflareが公開している自己ホスト型の個人向けAIエージェント基盤です。

特徴を投資家向けにかみ砕くと:

  • Cloudflare Workers(エッジコンピューティング基盤)上で動くエージェント用ミドルウェア
  • 「Moltbot」というオープンソースのパーソナルAIアシスタントを
    • Mac miniや自宅サーバーではなく
    • Cloudflareのクラウド上で動かせるようにする仕組み
  • TelegramやDiscordなどのチャットアプリと連携し、
    • スケジュール管理
    • Webサイトの定期チェック
    • SNS/メールの下書き作成 などを自律的にこなす

開発者向けの記事では、CloudflareのSandbox SDKやコンテナ実行環境と組み合わせて、

「数行のTypeScriptで安全なエージェントをデプロイできる」

と説明されており、エッジ側でのエージェント実行をかなり簡単にしているのがポイントです。

これが意味するもの

Moltworkerのインパクトは、ざっくり言うと:

  • 「個人が自前でAIエージェントを持つ」ハードルを下げた
  • それがCloudflareのエッジネットワーク上で動くことで、
    • レイテンシ(遅延)を抑えつつ
    • スケールもしやすい構造になっている

という点にあります。

短期的にCloudflare株だけが急騰する、という単純な話ではありませんが、

「AIエージェントが、クラウド+エッジ+オープンソースの組み合わせでどこでも動く」

世界が見えてくるほど、

  • GPU(NVDA・AMD)
  • クラウド(MSFTなど)
  • ネットワーク/エッジ(Cloudflareなど)

への中長期的な追い風ストーリーが強くなります。


AIエージェントとMSFT・NVDA・AMD・PLTR・APPの関係を整理する

ここまでの話を、主要銘柄との関係性でざっくり整理するとこんな感じです。

AIエージェントと主な関連銘柄の位置づけ(イメージ表)

ティッカー企業名AIエージェントとの関係・ポジション値動きのざっくり特徴(AIブーム期)
MSFTMicrosoftAzure+CopilotでAIプラットフォームの中核。Anthropicなどとの連携も含め、エージェントを支えるクラウド基盤の代表格。半導体よりはマイルドだが、AI期待で高バリュエーションが常態化
NVDANVIDIAClaudeやMoltbot含め、ほぼ全ての高性能エージェントのGPUインフラ。AIサーバー投資の最大受益者。2025年には時価総額4兆ドル突破など、AI相場の象徴的な超成長+高ボラ銘柄
AMDAdvanced Micro DevicesNVDAに次ぐGPU/アクセラレータの第2極。MI300シリーズなどでAIサーバー向け需要を取り込み中。NVDA連動で上下しやすく、レバレッジ的なボラになりがち
PLTRPalantir Technologiesデータ解析+AIソフトの代表格。政府・企業向けにエージェント的なワークフロー自動化を提供するストーリー。AIソフトの「物語株」として、良いニュースのたびに急騰・急落を繰り返す傾向
APPAppLovinアプリ広告の最適化にAIを活用する広告テック銘柄。エージェントというより、AIアルゴリズム運用側だが、AIブームで物色されやすい枠。需給で振られやすく、AIテーマ+小型グロース的な動きをしがち

※あくまで「ストーリー上の位置づけ」であり、短期の株価を保証するものではありません。

Claude CoworkやMoltworkerそのものが、

  • 単体で各社の決算数字を決定づける、というよりも
  • 「AIエージェントが当たり前に使われる世界」の実例として
    • GPU
    • クラウド
    • AIソフト
      に対する長期期待を支えるピースになっている、という理解が投資家目線ではしっくりきます。

「AI銘柄総崩れ+ビットコイン高」で、なぜ相場が分かりづらいのか

ここ最近の特徴的な動きとして、

  • 一時期はAI関連銘柄(NVDA・MSFT・PLTR・AMDなど)が指数を引っ張って上昇
  • その後、
    • 好決算でも「織り込み済み」として売られたり
    • AIと無関係な好調銘柄まで巻き込んで売られたり
  • さらに、ビットコインが別次元に暴れてリスクマネーを吸ったり吐いたり

という状況が起きています。

投資家から見ると、

「AIなのか、金利なのか、ビットコインなのか、何に反応して動いているのか分からない」

というノイズだらけの相場に見えがちです。

ただし、その裏側では:

  • AI関連を中心に2025年までのリターンがあまりにも偏っていた
    → 「マグニフィセント7」「AI軍団」が指数の上昇の大半を稼いだ状況
  • 一方で、ディフェンシブ株や一部の非ソフトウェアセクターは
    → 放置 or むしろ出遅れ状態だった

という「ゆがんだ相場」がありました。

そこに、

  1. AIエージェント含むAIテーマの「物語がピーク」に近づいた
  2. 金利観測のぶれ
  3. ビットコインなど他のリスク資産の急騰・急落

が一気に重なって、AI銘柄中心にリバランスと利確売りが噴き出している、と見るのが自然です。


イメージ図:AIエージェント普及と株価の関係(概念図)

テキストだけだとイメージしづらいので、ざっくりした「概念グラフ」を置いておきます。

【概念グラフ】時間とともに起こりがちな流れ

  1. ステージ1:期待フェーズ
    • AIエージェントのデモ・ニュースが増える
    • 「未来の仕事は全部AIがやってくれる」系のバズ
    • → NVDA・MSFT・PLTRなどAIストーリー株が一気に買われる
  2. ステージ2:過熱フェーズ
    • ファンダ以上にテーマ先行で買いが殺到
    • 「とりあえずAI銘柄なら何でも」というフロー
    • → バリュエーション(PERなど)が歴史的な高水準
  3. ステージ3:現実フェーズ
    • 実際の収益化スピードは企業ごとに差が出る
    • 一部で成長鈍化 or ガイダンス弱め
    • → 「期待しすぎていた」と判断されまとめて売られる
  4. ステージ4:選別フェーズ
    • 本当にキャッシュを稼げるAIビジネスだけが
      中長期で株価に反映される
    • 他はテーマ株として消えていく

Claude CoworkやMoltworkerのようなエージェントは、
このサイクルの中の「期待フェーズ」「過熱フェーズ」でよく名前が出てきますが、
**最終的に勝つ企業は「ちゃんと稼げたところ」**です。

その意味で、

  • MSFT・NVDAのような大型インフラ系
  • PLTRのようなAIソフト系
  • APPのような広告×AIテック

などをどう評価するかは、
エージェントが普及した世界で、その会社は実際にどれだけお金を取れるか
という視点で見る必要があります。


個人投資家はどうする?「売られすぎ」と「ストーリー」をどう活かすか

ここが一番気になるところだと思います。
自分自身も、朝起きたらまずNASDAQ先物と主要AI銘柄の気配値をスマホでチェックするくらいには相場中毒なので、このあたりはかなり共感しながら書いています。

① ソフトウェア以外は「売られすぎ」も多い → 焦らず観察

AI銘柄ブームの副作用として、

  • AIインフラ・AIソフトに資金が集中
  • それ以外のセクター(工業、生活必需品、ヘルスケアなど)がずっと放置
  • その後、AI側が崩れると、まともな決算の非AI銘柄まで「巻き添えで売られる」

という動きが起きがちです。

チャートだけ見ると「全部ダメそう」に見えますが、
ビジネス自体は堅調なのに売られすぎている銘柄も少なくありません。

  • 景気敏感ど真ん中ではなく
  • 長期で需要が読みやすく
  • それなりにキャッシュを生むビジネス

で、「AIとは関係ないけど、むしろそのおかげで割安」という銘柄は、
中長期の押し目候補としてウォッチしておく価値があります。

② 「ストーリーを感じられる銘柄」に、コツコツ投資する

AIエージェントが出てきたことで、株式投資における**「ストーリー」の重要性**はむしろ増していると感じます。

  • NVDA:AIサーバーの「必須インフラ」として、
    どこまでデータセンター投資が続くのか
  • MSFT:CopilotやAzure AIを通じて、
    どれだけ「AIをマネタイズ」できるか
  • PLTR:政府・企業案件で、AIプラットフォームとしてのポジションを固められるか
  • APP:AIで広告効果をどこまで高め、広告主のお金を持ってこられるか

など、「こうなればこの会社はかなり儲かるよね」という筋の良い物語があるかどうか。

相場全体がぐちゃぐちゃしている時ほど、

「このストーリーは、5〜10年スパンでまだ生きているか?」

を自問して、

  • 納得できるストーリーの銘柄だけを
  • 一括ではなく、時間分散でコツコツ拾っていく

というのは、かなり有効な戦略です。

③ AIエージェントは「情報整理ツール」として使う(丸投げはしない)

今後は、Claude CoworkやMoltworkerのようなエージェントを使って:

  • 決算資料の要約
  • ニュースの整理
  • ポートフォリオの簡易分析
  • 自分用の投資メモ作成

などを自動化する個人投資家も増えてくるはずです。

これはめちゃくちゃ便利ですが、一方で、

  • 「AIがこう言ったから買う/売る」という丸投げ投資
  • 出所不明のAIレポートを鵜呑みにする

のは、リスクが高すぎます。

AIエージェントはあくまで、

「情報を集めて整理するアシスタント」

と割り切り、

  • 最後の「買う/売る」の判断と責任は自分で持つ
  • ストーリーに腹落ちしない銘柄は、どれだけAIが推しても買わない

くらいの距離感がちょうどいいと考えています。


まとめ:AIエージェント相場を「恐れる」のではなく「利用する」

最後に、ポイントを整理します。

  • AIエージェントは「自分で計画してタスクを実行するソフトウェアロボット」
  • Claude CoworkはPC内のファイル操作・タスク自動化に特化したAI同僚
  • MoltworkerはCloudflareエッジ上で動くセルフホスト型個人エージェント基盤で、パーソナルAIの普及を後押し
  • これらの普及は、
    • GPU(NVDA・AMD)
    • クラウド(MSFT)
    • AIソフト(PLTRなど)
      にとって中長期の追い風ストーリーになりうる
  • 一方で、
    • AIテーマの過熱
    • ビットコインなど他資産の乱高下
      が絡み合って、「何に反応して動いているか分からない相場」が続きやすい
  • そんな時期こそ、
    • ソフトウェア以外で売られすぎている優良銘柄を落ち着いて探す
    • ストーリーに納得できる銘柄に時間分散でコツコツ投資する
    • AIエージェントは「情報整理ツール」として使い、最終判断は自分で行う

というスタンスが、結果的にいちばんメンタルが安定しやすいと感じます。

AIエージェントがすごいのは事実ですが、
それ以上にすごいのは、自分が腹落ちして選んだ銘柄に、ぶれずに向き合い続ける個人投資家の根気です。

相場が読みにくい今だからこそ、

  • エージェントやAI銘柄の「ストーリー」を冷静に解像度高く見直す
  • ノイズに振り回されず、「自分の投資ストーリー」を一段アップデートする

そんな時間にしていきましょう。

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