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ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、近年、注目されている投資ですが、問題も続出しています。今回は、その問題の内の一つでクラウドリースの事例を紹介します。
マトマで集団訴訟の募集が立ち上がっています。
いわゆるソーシャルレンディング(融資(貸付)型クラウドファンディング)とは、新規・成長企業等(資金の借り手)と資金提供者(投資者)をインターネット経由で結び付け、多数の資金提供者から少額ずつ集めた資金を企業に融資する仕組みをいいます。
引用元:金融庁-ソーシャルレンディングへの投資にあたってご注意ください
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クラウドリースの基本情報
クラウドリース
利率が高いのに期失がなく、評判も悪くない(ようにみえた)企業です。特に代表者の評判はすごくよかったのを記憶しています。
現在の貸付金は、5,818,104,185円
すごい額です。ここまで集められて詐欺はないと思ったのですが。
現在は、事業停止中です。とんでもない企業です、はい。
社名 | クラウドリース |
本社所在地 | 東京都港区東新橋2-9-7 YAHATA汐留ビル4F |
創立 | 2015年10月 |
代表者 | 代表取締役 武谷 勝法 |
マネオマーケット
金融取引の免許(二種)有しているのは、マネオマーケットです。
マネオマーケットは投資案件の正常な運用を行う責任があります。
もう一つの登場人物は、マネオマーケット。業界最大手の企業でしたが、最近の数多くの不祥事によって、会社の存続自体が危ぶまれています。正直、ソーシャルレンディングは、運用会社の信用が必要なので、今後の運営は非常に厳しいでしょう。
経営体制の見直し検討はなされているようですが・・・。
maneoマーケット、社長の退任やスポンサー選定など経営体制の見直し検討
態度を改めて、個人投資家の立場にたって、再出発するできるかですね。まず、これまでの悪事を白状して、被害にあった投資家のみなさんに誠心誠意対応することからはじめてもらえればと思います。
社名 | maneoマーケット株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区内幸町1丁目1番7号 日比谷U-1ビル |
創立 | 2007年8月30日 |
代表者 | 代表取締役 安達 義夫 |
金融商品取引業者 | 関東財務局長 (金商) 第2011 号 |
事件概要
- 2019年1月9日: 大量の案件で期失を報告
- 2019年4月10日:全ファンドの支払いを停止
- 2019年4月19日:クラウドリースが債務の履行等を弁護士に委託
2019年1月に大量の案件で期失を発表
2019年の1月9日に大量の案件の期失の発表がありました。案件の半数以上が期失となった上、説明の内容も理解不能のものでした。
この報告のあと、しばらくは、個別案件の進捗報告もあった。
2019年4月19日にマネオマーケットからの報告
ついに、以下のメールが送られてきました。
もはや、言葉がないです。
募集を行ってる責任ある企業が報告する内容でしょうか?
”同社・弊社間の契約に基づくCL社の弊社に対する債務の履行等をCL社が代理人弁護士に委任”とあります。
この状態は明らかに異常です。
資金を集めたのは、第二種金融商品取引業の登録をもつマネオマーケットの責任なのですから、改めて情報を提供を受けるというのはおかしいです。一体、どのような管理を行っていたのでしょう?
少なくとも早急な情報開示を望みたいものです。
この連絡以降、なんの連絡もありません。よい報告ではなかったと予測されます。
投資家各位
maneoマーケット株式会社
「株式会株式Crowd Leaseに係る状況報告」
株式会社Crowd Lease(以下、「CL社」という)の代理人弁護士からの受任通知を受け、
弊社は関係各所との協議を行い、以下の対応を行いました。
2019年4月9日付「延滞発生に関するご報告及びCrowdLease社に係る状況報告」にてご報告申し上げましたとおり、
CL社代表取締役の武谷勝法氏(以下、「武谷氏」という。)より、
最終資金需要者に対する法的手続も見据えた迅速な回収行動の実行、その経過の弊社への情報提供の意向があるとの説明があったこと、
同社・弊社間の契約に基づくCL社の弊社に対する債務の履行等をCL社が代理人弁護士に委任したことを踏まえ、
弊社は、書面を通じ、あらためて以下(1)~(7)の事項についての書面による説明及び裏付けとなる資料の提出を要請しております。
(1)担保や取得中の営業用動産設備の現在の状況
(2)子会社らとの間の貸付債権について、現状および延滞が発生した原因
(3)債権回収・ファンド償還に向けて行ってきた取り組み
(4)現時点まで、担保対象である動産の保全、担保権実行や連帯保証人からの回収に時間を要している理由、また、このような対応の合理性
(5)CL社子会社らによる貸付等の相手方に資金供給を行うスポンサーの探索状況、スポンサーによる資金供給の状況
(6)CL社及びCL社子会社らによる債権回収・ファンド償還に向けた今後の取り組み
(7)CL社、CL社子会社ら、CL子会社らの貸付等の相手方の最新の財務情報
弊社は、上記書面に対する回答をCL社に要請することと並行して、関係者と協議しつつ法的措置を含めた今後の対応の準備を進めております。
引き続きご報告すべき事項につきましては、メールならびにホームページにてご報告いたします。
多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしますこと心よりお詫び申し上げます。
2019年4月19日
maneoマーケット株式会社
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責任の在り処
少し、今回の事件の責任について少し整理しようと思います。
クラウドリースの責任
まず、当然、クラウドリースに責任があります。
ただ、この状況から最初からかなり確信犯的に詐欺を働いたとしか思えませんので正当な責任を求めるのは難しいし、いうだけ無駄です。
ありえない状況であると思われますし、情報が少な過ぎます。
そもそも、ソーシャルレンディングは、お金を集める企業にとっては危険の少ないビジネスモデルと言えます。
なぜなら損失は、投資家が負うからです。もし、貸したお金が帰ってこなくても投資家に”ごめんなさい”とすれば終わりなんです。
なぜ、このような詐欺を働くのでしょう?持ち逃げ前提でしょうか?
理解不能ですが、早くきちんとコメントを出して欲しいものです。時間が経てばたつほど、債務が大きくなっていくのですから。
早くコメントを出してください。
マネオマーケットの責任
今だ、営業を続けてるマネオマーケットは、今回のクラウドリースの投資を管理運営する責任があります。
クラウドリースが回答しないからという報告をしていますが、それは的外れない言い訳です。
もともと、自身が管理してないといけない訳で、投資家は、それも含めて投資しています。
投資家のお金の所在を説明できない時点で、 失格です 。
しかしながら、クラウドリースがこのような状態なので、マネオマーケットになんとか、状況を改善してほしいです。
また、リファイナンス 前提の案件だったのでとのコメントをたくさん見かけます。
リファイナンス を停止したからというのは、この時期にこの問題が出たことに関連することは間違いないですが、それは時期的なもので、ここまでひどい状況だともっと根本的な問題があったとしか想像のしようがありません。
今回の詐欺事件のもっとも大きな点は、”粉飾”です。実際は、期失してたのにこともあろうか、その期失分の補填に投資家からの新たな投資金をあてていたのでしょう。長い間正常な運用が行われていたと、投資家が信じてしまいました。
それでないと、一斉に50億以上のお金が遅延対象になるとは到底考えられません。
このような状況によって、投資家は正常な判断ができず、損失をだしてしまっているのです。
金融庁の責任
金融庁は、第二種金融商品取引業の免許をマネオマーケットに与えた責任があります。よって、そのマネオマーケットの最低限の監視を行う必要があります。
投資家は、この状態でも、投資での利益による税金を納めているので、金融庁には、投資家の財産に対して保全する活動を行う必要があります。
投資家の責任
通常の投資は投資家にあるのでその責任は発生します。投資した方が悪いと。。
本当でしょうか?
通常の各ファンドの投資金の回収不足ではないように感じます。
今回の事件は、クラウドリース/マネオマーケットの正常でない運用によって発生したことであるわけで、通常の投資の責任とは違うと思われます。
そんなことを言い出したら、うまく騙せた方の勝ちとなってしまいます。そんな無茶なことはないですね。
投資家に少しも責任がないというのは極端かもしれませんが、今回の事件には、複雑な思いにさせられます。
マトマ(集団訴訟プラットホーム)に募集が立ち上がってます
マトマ:集団訴訟を”maneoマーケット株式会社 株式会社Crowd Lease”に対して起こす!!
クラウドリース詐欺の概要
引用元:マトマ:集団訴訟を”maneoマーケット株式会社 株式会社Crowd Lease”に対して起こす!!より
2018年8月18日クラウドリ−スの夏祭りファンディングの投資案件が募集されていた。
こちらを投資して2019年2月頃に何の説明もなくいきなり一部案件が期失だったのが全案件期失になり、お金が凍結されている。いまだに何の説明もなく戻らない。
クラウドリース詐欺の詳細
クラウドリ−スの夏祭りファンディングの投資案件が募集されていた。
引用元:マトマ:集団訴訟を”maneoマーケット株式会社 株式会社Crowd Lease”に対して起こす!!より
こちらを投資して2019年2月頃に何の説明もなくいきなり一部案件が期失だったのが、全案件期失になった。
さすがにクラウドファンディングは自己責任とはいえ、さすがに何の説明もなしに全件期失はありえないと思われます。
その後クラウドリ−ス側から社長が担当弁護士に回収を依頼してその後連絡がつかなくなり、マネオマ−ケットの方で今後回収するとのことでお知らせが表示されましたが、4月に全力で回収してますと連絡ありましたが、5月になってもその後何も連絡がありません。
個人で回収状況教えてくださいと連絡しても個人には教えできませんの一点張りこれはどう考えても詐欺としか思えません。
投資したお金返してください。
さすがに詐欺と言いたくなる気持ちはわかります。
2019年5月23日現在:
141人参加、被害総額 506,754,345円
絶対諦めずに闘うしかないですね。
enjinも立ち上がってます
以前は、”グリーンインフラレンディング”だけだと思ったのですが、クラウドリースの損失分も記載があります。
2.クラウドリ−スについて
引用元:enji
https://gachi-sociallending.com/articles/97
2018年8月にクラウドリ−スの夏祭りファンディングの投資案件が募集されていた。
こちらを投資して2019年2月頃に何の説明もなくいきなり一部案件が期失だったのが全案件期失になり、お金が凍結されている。いまだに何の説明もなく戻らない。
こちらはなんと、現在の応募者被害総額が、18億超えです。
1,848,043,330円
こんな多くの人が苦しめられているのに、金融庁とは動かないものなんでしょうか?それでは、税金使う意味がないような気がします。
この記事を書いた理由
ソーシャルレンディングは、一見、理にかなった投資法のように見えます。
ファンド毎のリスクは高いですが、うまく分散投資すればかなりリスクが回避できると思われました。
実際は、そうではない場合もあります。
ソーシャルレンディングの会社が正しく募集・報告をしていない場合です
この法治国家の日本において、そのような詐欺のような手法を行う会社なんてあると思わないという方もいるかと思いますが、ここに書いてあることは
現実に、起こっていることなのです。
個人投資家のみなさんは、今一度、自身の貴重な投資資金の運用法について考えていただければ幸いです。
今一度載せておきます。よく、お読みください。
金融庁:ソーシャルレンディングへの投資にあたってご注意ください
今回の例だけでなく、他にもいろいろ事件が起きています。
別にこの記事は、ソーシャルレンディングを否定するものではありませんが、いろいろ情報を収集した上での投資をおすすめします。
web上には、様々な意図の記事が出ていますので、十分注意ください。
おすすめソーシャルレンディング
ありません、はい。
あまりに情報の救いないところで投資するのは危険だと知りました。
誰が嘘ついてるかなんて、私には見抜けませんので。。。
あまり、意見をいうことができません。。。
*本記事の内容は、予告なく変更・加筆・削除されます。ご理解のほどよろしくお願いします。
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