最近、投資関連のSNSやYouTubeで「FANG+」という言葉をよく見かけませんか?正直、私も最初は「ファング?なにそれ美味しいの?」と思っていました。でも調べてみると、これがとんでもない成長を見せている投資対象だったんです。
コロナ禍で在宅時間が増えて、NetflixでドラマにハマったりAmazonで買い物しまくったりしていたら、まさにそれらの企業がFANG+の主役だったという…。私たちの生活に密着した企業に投資する、それがFANG+の魅力なんです。

The logos of the five FAANG companies: Facebook, Apple, Amazon, Netflix, and Google
Contents
- 1 FANG+とは?世界を動かすテクノロジー企業の集合体
- 2 なぜFANG+が注目されるのか?
- 3 FANG+の構成銘柄とセクター分析
- 4 注目の新規追加銘柄
- 5 驚愕のパフォーマンス:他指数との比較
- 6 新NISAでFANG+投資が可能に!
- 7 新NISAでのFANG+投資方法
- 8 積立投資シミュレーション:FANG+ vs S&P500
- 9 個別株投資よりリスクが小さい理由
- 10 1. 分散効果
- 11 2. 厳選された優良企業
- 12 3. プロによる運用
- 13 FANG+投資のメリット・デメリット
- 14 メリット
- 15 デメリット・注意点
- 16 投資家はどうすれば良いか?実践的アドバイス
- 17 1. コア・サテライト戦略の採用
- 18 2. 長期積立投資の実践
- 19 3. リスク許容度の確認
- 20 まとめ:FANG+は「攻めの投資」の選択肢
FANG+とは?世界を動かすテクノロジー企業の集合体
**FANG+(ファングプラス)**とは、Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(Alphabet)の頭文字「FANG」に、Apple、Microsoftなど6社をプラスした合計10銘柄で構成される株価指数です。
この指数の凄いところは、たった10社で米国株式市場の約25%を占めるという圧倒的な存在感。まさに「世界を動かすテクノロジー企業のオールスター」といえるでしょう。
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なぜFANG+が注目されるのか?
FANG+が投資家から注目される理由は明確です:
- 圧倒的な成長力:過去10年で約15倍の成長を実現
- 生活インフラ化:私たちの日常に欠かせないサービスを提供
- イノベーション力:AI、クラウド、メタバースなど次世代技術の牽引役
- 均等投資:各銘柄10%ずつの均等投資でリスク分散

FANG+の構成銘柄(10社に均等投資)
FANG+の構成銘柄とセクター分析
銘柄名 | 構成比率 | セクター |
---|---|---|
Meta Platforms | 10.0% | 通信サービス |
Amazon | 10.0% | インターネット |
Netflix | 10.0% | 個人サービス |
Alphabet (Google) | 10.0% | 通信サービス |
Apple | 10.0% | テクノロジーハードウェア |
Microsoft | 10.0% | ソフトウェア |
NVIDIA | 10.0% | 半導体 |
Broadcom | 10.0% | 半導体 |
CrowdStrike | 10.0% | サイバーセキュリティ |
ServiceNow | 10.0% | ソフトウェア |
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注目の新規追加銘柄
2024年9月に新たに加わったCrowdStrikeとServiceNowは、どちらもクラウド時代の重要企業です:
- CrowdStrike:サイバーセキュリティのリーディングカンパニー
- ServiceNow:業務プロセス効率化のクラウドプラットフォーム提供
これらの追加により、FANG+はさらに現代的なテクノロジートレンドを反映した構成になっています。
驚愕のパフォーマンス:他指数との比較
FANG+の成長力は数字を見れば一目瞭然です。主要指数との比較を見てみましょう:

FANG+指数と主要指数の10年間パフォーマンス比較(2014年9月末=100)
投資対象 | 10年リターン | ボラティリティ | 信託報酬 | 銘柄数 |
---|---|---|---|---|
FANG+ | 15.0倍 | 28.7% | 0.7755% | 10銘柄 |
S&P500 | 2.8倍 | 16.5% | 0.198% | 500銘柄 |
NASDAQ100 | 4.5倍 | 22.3% | 0.495% | 100銘柄 |
過去10年間でFANG+は15倍という驚異的な成長を達成。S&P500の5倍以上のリターンを叩き出しています。
新NISAでFANG+投資が可能に!
2024年から始まった新NISA制度で、FANG+投資がさらに魅力的になりました。

Table illustrating the changes between the current and new NISA programs in Japan, detailing their respective limits and investment options
新NISAでのFANG+投資方法
iFreeNEXT FANG+インデックスが新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の両方で利用可能です:
- つみたて投資枠:年間120万円まで
- 成長投資枠:年間240万円まで
- 生涯投資枠:1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)
これにより、税制優遇を受けながらFANG+への長期投資が可能になりました。
積立投資シミュレーション:FANG+ vs S&P500
実際に毎月1万円を10年間積み立てた場合のシミュレーションを見てみましょう:

毎月1万円積立投資の10年間シミュレーション(FANG+ vs S&P500)
投資年数 | 投資元本 | FANG+評価額 | S&P500評価額 | FANG+のリターン |
---|---|---|---|---|
5年 | 60万円 | 97万円 | 71万円 | +62.0% |
10年 | 120万円 | 339万円 | 171万円 | +182.6% |
10年間の積立投資では、FANG+がS&P500を大幅に上回る結果となっています。元本120万円が339万円になるという驚異的な成果です。
個別株投資よりリスクが小さい理由
1. 分散効果
FANG+は10銘柄への均等投資のため、個別株投資と比べてリスクが分散されています:
- 1社の業績悪化が全体に与える影響は最大10%
- セクター分散により特定業界の不振をカバー
- 定期リバランスにより偏りを防止
2. 厳選された優良企業
- 時価総額50億ドル以上
- 高い流動性(売買高基準をクリア)
- 成長性と収益性のバランス
3. プロによる運用
投資信託として運用されるため、個人投資家が悩む銘柄選択や売買タイミングの判断をプロに任せられます。
FANG+投資のメリット・デメリット
メリット
項目 | 内容 |
---|---|
高成長性 | 過去10年で約15倍の成長実績 |
将来性 | AI、クラウド等の次世代技術をリード |
利便性 | 投資信託で簡単に投資可能 |
税制優遇 | 新NISA対応で非課税投資可能 |
デメリット・注意点
項目 | 内容 |
---|---|
高ボラティリティ | 年間28.7%の値動きで下落時は大きく下がる |
集中リスク | わずか10銘柄への集中投資 |
信託報酬 | 0.7755%とやや高めのコスト |
為替リスク | 円高時はリターンが目減り |
投資家はどうすれば良いか?実践的アドバイス
1. コア・サテライト戦略の採用
FANG+をメイン投資にするのはリスクが高すぎます。以下の配分を推奨します:
- コア(80%):S&P500やオルカンなど分散型インデックス
- サテライト(20%):FANG+でアクセントを加える
2. 長期積立投資の実践
FANG+の高ボラティリティを味方につけるには長期投資が必須です:
- 毎月定額積立:時間分散でリスク軽減
- 最低5年以上:短期の値動きに惑わされない
- 新NISA活用:税制優遇を最大限活用
3. リスク許容度の確認
FANG+投資前に以下を自問してください:
- 一時的に30%以上下落しても耐えられるか?
- 10年以上の長期投資ができるか?
- 生活費や緊急資金とは別の余裕資金で投資できるか?
まとめ:FANG+は「攻めの投資」の選択肢
FANG+は確かに魅力的な投資対象です。過去10年で15倍という驚異的な成長を遂げ、今後もAIやクラウド技術の発展とともに成長が期待されます。
ただし、高リターンには高リスクが伴います。私も最初は「すぐに全資金をFANG+に!」と思いましたが(笑)、冷静になって考えると、やはりバランスが大切だと気づきました。
新NISAを活用したFANG+投資は、税制優遇を受けながら成長株投資ができる絶好の機会です。ただし、ポートフォリオの一部として、リスク管理をしっかりと行いながら投資することをおすすめします。
投資は自己責任ですが、FANG+という選択肢を知っているかどうかで、将来の資産形成に大きな差が生まれるかもしれません。まずは少額から、新NISA枠を活用して始めてみてはいかがでしょうか?