コロナ禍、円安、物価高騰...最近ニュースを見るたびに「お金の不安」を感じませんか?実は私も以前はそうでした。銀行員だった父の影響で「貯金が一番安全」と信じ込んでいたんです。しかし、データを調べれば調べるほど、投資をしない人は人生で数千万円、場合によっては1億円以上も損をしている可能性があることがわかりました。
この記事では、「株式投資って何?」という基本から、なぜ投資が必要なのか、どうやって始めればいいのかまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。最後まで読めば、きっと「今すぐ始めてみたい」と思えるはずです。
Contents
- 1 なぜ日本人は投資をしないのか?驚くべき現実
- 2 日本とアメリカ、家計資産の決定的な違い
- 3 投資をしない理由ランキング
- 4 株式投資とは何か?経済成長の恩恵を受ける仕組み
- 5 株式投資の基本的な仕組み
- 6 経済成長と株価の密接な関係
- 7 米国株が注目される理由
- 8 圧倒的なパフォーマンスの差
- 9 世界的な優良企業への投資機会
- 10 配当金の魅力
- 11 投資をしないことのリスク
- 12 インフレという見えない敵
- 13 機会損失の大きさ
- 14 株式投資の始め方【4つのステップ】
- 15 ステップ1:証券会社で口座開設
- 16 ステップ2:投資資金の準備
- 17 ステップ3:銘柄選び
- 18 ステップ4:実際の購入
- 19 長期投資の重要性
- 20 時間を味方につける
- 21 複利の力
- 22 投資のリスクとの向き合い方
- 23 リスクを正しく理解する
- 24 リスクを軽減する方法
- 25 新NISA制度の活用
- 26 まとめ:今こそ行動を起こそう
- 27 投資を始める理由
- 28 行動計画
- 29 よくある質問
なぜ日本人は投資をしないのか?驚くべき現実
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日本とアメリカ、家計資産の決定的な違い
まず、衝撃的な事実をお伝えします。日本とアメリカの家計金融資産構成を比較すると、その違いは歴然としています。

日本人の家計資産の半分以上(50.9%)が現金・預金である一方、アメリカ人は運用しています。この違いが何を意味するか、ご存知でしょうか?
過去20年間で、日本の家計資産は1.5倍にしか増えていませんが、アメリカは3.3倍に成長しました。同じ期間、同じように働いていても、資産の増加率に2倍以上の差が生まれているのです。
投資をしない理由ランキング
では、なぜ日本人は投資をしないのでしょうか?複数の調査結果をまとめると、以下のような理由が挙げられています。

日本人が投資をしない理由ランキング - 知識不足が最大の障壁となっている
最も多い理由は「投資の知識がない」(64.4%)で、続いて「元手となる資金がない」(42.8%)、「減ること(元本割れ)が嫌」(30.9%)となっています。
しかし、これらの理由は本当に正しいのでしょうか?実は、多くが「思い込み」によるものなのです。
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株式投資とは何か?経済成長の恩恵を受ける仕組み
株式投資の基本的な仕組み
株式投資とは、企業の成長に投資することです。あなたが企業の株式を購入すると、その企業の「部分的なオーナー」になります。企業が成長し利益を上げれば、その恩恵を以下の形で受け取れます:
- 値上り益:株価が上昇した時に売却して得られる利益
- 配当金:企業が得た利益の一部を株主に分配するお金
- 株主優待:企業から株主に贈られる自社製品やサービス
経済成長と株価の密接な関係
なぜ株式投資が有効なのか?それは経済成長と株価が密接に関係しているからです。
過去100年間のデータを見ると、世界の経済規模(名目GDP)は約257倍に成長し、年率複利換算で約5.7%の成長を続けました。同期間、世界経済を代表する米国ダウ平均株価は約368倍となり、約6.1%の成長を記録しています。
つまり、株式投資は経済成長の恩恵を直接受け取る手段なのです。
米国株が注目される理由
圧倒的なパフォーマンスの差
私が米国株中心の投資を始めたのは、そのパフォーマンスの圧倒的な差を知ったからです。過去30年間の主要株価指数を比較してみましょう。

過去30年間の主要株価指数パフォーマンス比較 - 米国株の圧倒的な優位性が明確に表れている
**米国株(S&P500、NYダウ)の年率リターンは約10%**である一方、**日本株(日経平均、TOPIX)は約2.5%**に留まっています。この差が30年続くと、同じ投資額でも最終的な資産には大きな差が生まれます。
世界的な優良企業への投資機会
米国株市場には、私たちの生活に身近な世界的企業が数多く上場しています:
- Apple(iPhone、Mac)
- Microsoft(Windows、Office)
- Amazon(ネット通販)
- Google(検索エンジン)
- Tesla(電気自動車)
- Disney(エンターテインメント)
これらの企業は、日本国内だけでなく世界中で事業を展開しているため、日本経済の成長に依存せず、グローバルな経済成長の恩恵を受けることができます。
配当金の魅力
米国企業は株主還元に対する意識が非常に高いのも特徴です。「配当貴族」と呼ばれる25年以上連続で増配している企業群があり、長期的な配当収入が期待できます。
配当金は年4回支払われることが多く、持っているだけで定期的な収入を得ることができます。
投資をしないことのリスク
インフレという見えない敵
現在、日本でも物価上昇(インフレ)が進んでいます。インフレ下では、現金の価値が目減りします。
例えば、年2%のインフレが続けば、現在100万円で買える商品が35年後には200万円必要になります。つまり、現金で持っているだけで実質的に半分の価値になってしまうのです。
機会損失の大きさ
25歳から65歳まで40年間、毎月3万円を貯金した場合と投資した場合を比較してみましょう:
- 銀行預金(金利0.01%):約1,440万円
- 株式投資(年率7%で運用):約7,860万円
株式投資の始め方【4つのステップ】
投資の重要性がわかったところで、具体的な始め方を解説します。

株式投資の始め方を示すシンプルなフローチャート
ステップ1:証券会社で口座開設
最初に証券会社で口座を開設します。初心者にはネット証券がおすすめです:
- 手数料が安い
- 少額から投資可能
- 24時間取引可能
- 口座管理費無料
証券会社 | 特徴 |
---|---|
SBI証券 | 国内株式個人取引シェアNo.1、米国株の取扱銘柄数が豊富 |
楽天証券 | 楽天ポイントで投資可能、楽天経済圏との連携 |
マネックス証券 | 米国株の取引手数料が安い、情報ツールが充実 |
ステップ2:投資資金の準備
「まとまった資金がないから投資できない」と思っている方も多いでしょうが、実は数千円から投資を始められます。
米国株なら1株から購入できるため、例えばAppleの株も1株(約15,000円程度)から購入可能です。
ステップ3:銘柄選び
初心者におすすめの投資方法:
- インデックスファンド:S&P500連動型の投資信託
- 個別株:Apple、Microsoft、Amazonなど身近な企業
- ETF:複数企業に分散投資できる上場投資信託
ステップ4:実際の購入
証券会社のアプリやウェブサイトから簡単に注文できます。指値注文(希望価格を指定)または成行注文(現在価格で購入)を選択し、購入株数を入力するだけです。
長期投資の重要性
時間を味方につける
株式投資で最も重要なのは長期的な視点です。短期的には株価は大きく変動しますが、長期的に見ると経済成長に連動して上昇する傾向があります。
過去のデータによると、投資期間が長いほどリターンの効率性が改善します:
- 1年間:平均リターン8.7%、標準偏差23.9%
- 5年間:平均リターン46.8%(年率9.4%)
- 10年間:平均リターン110.9%(年率11.1%)
複利の力
複利とは「利益が利益を生む」仕組みです。年率7%で100万円を運用した場合:
- 10年後:約197万円(約2倍)
- 20年後:約387万円(約4倍)
- 30年後:約761万円(約8倍)
時間をかけるほど、雪だるま式に資産が成長します。
投資のリスクとの向き合い方
リスクを正しく理解する
投資には確かにリスクがありますが、「リスク=危険」ではありません。投資におけるリスクとは「値動きの幅」を意味します。
リスクを軽減する方法
- 分散投資:複数の銘柄や地域に投資
- 時間分散:一度に全額投資せず、定期的に少しずつ投資
- 長期保有:短期的な変動に惑わされない
- 余裕資金で投資:生活費は確保した上で投資
新NISA制度の活用
2024年から始まった新NISA制度は、投資で得た利益が非課税になる制度です。
新NISAの特徴:
- 年間投資枠:360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
- 生涯非課税限度額:1,800万円
- 非課税期間:無期限
この制度を活用すれば、税金を気にせず長期投資ができます。
まとめ:今こそ行動を起こそう
投資を始める理由
- 経済成長の恩恵を受けられる
- インフレから資産を守れる
- 時間を味方につけられる
- 少額から始められる
- 世界的な企業のオーナーになれる
行動計画
- 今週中:証券口座の開設申込み
- 来月:少額から投資開始
- 継続:毎月定額投資(積立投資)
私自身、最初は「損をしたらどうしよう」と不安でした。しかし、知識を身につけ、少額から始めることで、今では投資が人生の重要な一部となっています。
時間は有限です。1日でも早く始めることが、将来の豊かな生活への第一歩です。
「明日やろう」はバカやろう。今日から行動を起こしましょう。
よくある質問
Q: 投資って危険じゃないの?
A: 正しい知識と手法で行えば、長期的には預金より安全です。過去30年のデータがそれを証明しています。
Q: いくらから始められる?
A: 500円から始められるサービスもあります。まずは少額から体験することが大切です。
Q: 忙しくて勉強する時間がない
A: インデックスファンドなら銘柄選びの手間が不要。月1回のチェックで十分です。
今回は、少し思うところがあってこの記事を書きました。
投資を学べば、今の不満からも解放されることもあると思います。
とにかく、学びましょう、そして実践してみましょう。
この記事があなたの投資デビューのきっかけになれば嬉しいです。不安なことがあれば、少額から始めて徐々に慣れていくことをおすすめします。