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【2025年米国株】個別株のススメ

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2024年の米国株式市場を振り返ると、個別株投資の魅力が改めて浮き彫りになった1年でした。S&P500が23.31%の上昇を記録する中、個別株ではエヌビディアが258.6%、メタが211.4%といった驚異的なリターンを叩き出しています

投資信託やETFも悪くありませんが、やはり個別株には投資信託では味わえない特別な魅力があります。今回は、2025年に向けて個別株投資の醍醐味とリスク管理について、一般投資家の目線でお話ししていきたいと思います。

2024年の米国株式市場における主要指数と個別銘柄のパフォーマンス比較

2024年の米国株式市場における主要指数と個別銘柄のパフォーマンス比較

個別株投資の最大の魅力:ロマンと応援投資

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企業と一緒に成長する喜び

個別株投資の一番の魅力は、なんといっても「企業のオーナーになれる」という実感です。投資信託だと、どこかファンドマネージャーに運用を丸投げしている感覚がありますが、個別株なら自分が選んだ企業の株主として、その企業の成長を直接応援できます

例えば、AppleのiPhoneが新しいモデルを発表した時、その技術革新に感動して「この会社を応援したい!」と思ったことはありませんか? そんな気持ちを投資に変えられるのが個別株の素晴らしさです。

テンバガーの夢

投資信託では絶対に味わえないのが「テンバガー(10倍株)」の可能性です。2024年のエヌビディアのように、AI革命という大きな流れに乗った企業は、短期間で株価が何倍にもなることがあります

もちろん、すべての銘柄がテンバガーになるわけではありませんが、「もしかしたら」という夢を持てるのは個別株投資ならではの魅力です

2024年米国株式市場におけるリスクとリターンの関係

2024年米国株式市場におけるリスクとリターンの関係

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個別株投資の現実:リスクとの向き合い方

高いリターンには高いリスクが伴う

しかし、現実を見つめることも大切です。個別株投資は確かに大きなリターンが期待できますが、同時に大きなリスクも抱えています

2024年のデータを見ると、エヌビディアのような成功例がある一方で、推定リスク(標準偏差)も65.2%と非常に高くなっています。これは年間で-65%~+65%程度の変動があり得ることを意味します。

感情に左右されやすい投資

個別株投資でよくある失敗が「感情的な売買」です。お気に入りの企業の株価が下がると「まだ上がるはず」と根拠なく期待してしまったり、逆に急上昇すると「もっと上がる」と欲を出してしまったりします。

投資の神様ウォーレン・バフェットも「企業を丸ごと買収することと、株式の一部を買うことには本質的な違いはない」と言っていますが、私たち個人投資家は往々にして株価の動きに一喜一憂してしまいがちです

2025年の米株市場見通し

2025年の米国株式市場は、専門家の間でも楽観的な見通しが多くなっています。S&P500は7,000ポイントを目指すとの予想もあり、企業業績の拡大とAI投資の継続が追い風になると期待されています

2025年のマーケット予想

トランプ政権の経済政策も個別株投資にとって追い風になりそうです。規制緩和や減税政策により、特に大型テック株には恩恵が期待されています

リスクを抑えた個別株投資の実践法

1. 分散投資の重要性

個別株投資でリスクを抑える最も重要な方法は「分散投資」です。「卵を一つのカゴに盛るな」という格言通り、複数の銘柄に投資することでリスクを分散させます

理想的なポートフォリオ構成例として、コア銘柄40%、サテライト銘柄30%、新興成長株20%、現金10%という配分が考えられます

ポートフォリオの構成例

2. ポジションサイジングで安全性を確保

一つの銘柄への投資比率を制限する「ポジションサイジング」も重要です。どんなに気に入った銘柄でも、全資産の10-15%以下に抑えることをお勧めします

3. 企業分析を怠らない

個別株投資では、投資先企業の分析が欠かせません。売上高の成長率、営業利益率、キャッシュフローなど、基本的な財務指標は必ずチェックしましょう

特に注目すべきは営業利益率で、20%以上あれば優れたビジネスモデルを持つ企業と考えられます

リスク管理

2025年の注目テーマと銘柄

2025年に注目すべき投資テーマとしては、AI・生成AI、トランプ政策恩恵、防衛・インフラ、クリーンエネルギー、バイオテクノロジーなどが挙げられます

注目すべきテーマ

ただし、各テーマにはそれぞれリスク要因もあることを忘れてはいけません。AI関連株には競争激化やバブル懸念が、トランプ政策関連株には政策変更リスクがあります。

個別株投資と投資信託の使い分け

個別株投資を始める前に、投資信託との違いを理解しておくことも大切です

個別投資と投資信託

投資信託は分散効果があり、リスクが低い反面、大きなリターンは期待できません。一方、個別株投資は高いリターンが期待できる反面、リスクも大きくなります

理想的なのは両者を使い分けることです。コア資産として投資信託でベースを固め、サテライト投資として個別株で大きなリターンを狙うという戦略が現実的でしょう

まとめ:個別株投資は「愛」と「冷静さ」のバランスが大切

個別株投資の魅力は、応援したい企業に直接投資できる「ロマン」にあります。しかし、感情的になりすぎると大きな損失を被るリスクもあります

成功する個別株投資のポイントは:

  1. 分散投資でリスクを管理する
  2. ポジションサイジングを守る
  3. 企業分析を継続する
  4. 長期的な視点を持つ
  5. 感情に左右されない冷静さを保つ

2025年は個別株投資にとって魅力的な年になりそうです。AIの進歩、トランプ政権の政策、企業業績の拡大など、追い風が多く吹いています

ただし、高いリターンには必ず高いリスクが伴います。「愛」だけでなく「冷静さ」も持って、賢い個別株投資を実践していきましょう。

たしかに、今は、インディックス投資や高配当投資が流行っていますが、個別株を少しでも混ぜることにより、投資のスキルも格段に向上すると思います。

私も個別株投資で、資産を大きく増やした経験があります

ぜひ、チャレンジを!

投資は自己責任です。この記事の内容を参考にしつつも、最終的な投資判断はご自身でお願いします。みなさんの2025年の投資が成功することを心から願っています!

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