人生に障害はつきものです。いえ、障害のない人生なんてありません。そして、その障害を乗り越えたとき、人は充実感を得るのです。僕なんて、人生の障害物が多すぎて、いつも体のどこかをそこにぶつけています。この映画は、壁なんです。アメリカンヒストリーなんです。
では、感想です。
原題:"Hidden Figures"
映画の感想
いやー、いかにもアメリカ人が好むストーリーです。(たぶん。。。)
軽くディスりましたが、アメリカ人の人種差別の映画って本当に多いです。しかも、その差別を乗り切った感が満点で批判的なんです。でも、現実社会では、まだまだ問題も多いと思います。残念ですが、アメリカの人種問題はそれほど根深い歴史なんだろうと感じます。アメリカの方って、日本人からみたら異常にアイデンティティを強調するように思う時が多いです。
なにが言いたいか、わからなくなってきました・・・。このような素晴らしい成功を収めた彼女たちを単に人種差別の壁の話にするにはあまりに勿体無い物語です。人種差別なんてものがなくても彼女たちが乗り越えた障害はとても大きく、並大抵の偉業ではないのです。この成功体験について、異論を唱える人もいないでしょう。そう、純粋な偉業として楽しみましょう。
物語からはそれますが、この映画の原題は、"Hidden Figure”です。こっちのほうが、しっくりきます。例えば、女性ならではの男性からの嫌がらせによって、彼女たちの功績が消されそうになったりもします。
こんな環境であっても、彼女たちを信頼する人たちによって彼女たちの成功が達成されるのです。こういう、足を引っ張られたり、頭を打たれたりすることは、現在の社会でもよくあることなので、身近な物語と感じる人も多いのではないでしょうか?
情熱と信念です。
それにしても、映画の中にあった、時代の流れは必ずしも、全ての人にとって、良い方向に進むとは限らないってとこが実社会のリアリティが感じられました。。。最近のAIブームとかを考えると、怖いですけど・・・。
ピックアップ アクタ/アクトレス
随分、雰囲気変えての女性数学者を演じています。彼女が主役です。色々、はっきり言ってるようで、実は、すごく抑圧された環境で働く、難しい役ですが、見事に演じています。芯の強い役は似合います。
あのムーン・ライトに出ていた女性です。こちらもこの映画の3人のうちの一人です。なぜか、登場シーンが少なめですが、この映画盛り上げる一人です。もう少し活躍してもらいたい気がする魅力ある女性です。歌手が本業の方なんでしょうか?雰囲気がすでにある女優さんだと感じました。
この映画をオススメしたい方
- 若きエンジニア
- 若い女性
- 自分の人生の壁にぶちあったってる人
映画観賞記録
2017年、映画館で観た映画: 45本目
個人的な評価: 8.1点/10点満点
今日のポップコーン: ダイエット継続中
ひと言:最近、自主規制のぼかしが多すぎますね。(反省)