映画 映画2017

映画の感想:”ローガン”- 人は誰しも老いる。例外はない。

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原題:”logan"

日本の高度成長期を凄まじい勢いで実現した鋼の精神と体を持った戦士たちも、もうかなりの数の人々はすでに倒れ、残されたものたちは老いて、昔の面影もみられない。そう、彼らは、その思い出を胸に、ただただ老いていく。何もわかっていない若者たちにしいたげられながら。

人は、いつからこれほど、過去へのリスペクトを忘れてしまったのだろう。。。

人は、誰しも老いる。老いることによって、何かを失うことは確かだろう。でも、やっぱり、全てを失う前に、昔の輝きを少しでも感じたい。それが、戦士たちの最後の望みなのだろうか? それとも昔の輝きを胸に心静かに全てを失いたいのだろうか?

そう、そのような状況は、例外なく誰しもに訪れるのです。

 

では、映画の感想です。

 

映画の感想

最初のX-MENの映画が公開されたが、2000年。今から、17年前です。不死身のウルヴァリンもさすがに、年老いました。社会問題ともなっている老々介護問題にも直面してるようです。もともと、気の短いウルヴァリンもさらにイライラしてるようです。前半の苦労が我々を落ち込ませてくれます。これから、沈みゆく太陽を見てるようでさみしい気持ちになります。

そんな中、まばゆいばかりの朝日がやってきます。みんながうんざりした淀んだ空気の中、フレッシュな風が颯爽と現れます。そのコントラストから強烈な光を撒き散らしているように感じます。そう、この映画の前半でウルヴァリンに望んでいた”それ”は、小さなウルヴァリンからもたらさられます。観客たちは、目を輝かせて、その小さきウルヴァリンをおうえんすることでしょう。なんともチャーミングで、大いに未来を感じさせる存在に。。。

 

今回の映画のテーマは、如何にして全てを失うか?ででしょうか?人間は誰しもが老います。そして、誰しもが自分の歩んできた道を振り返り、そして何かを感じることでしょう。

では、どうやって、全てを失うか?

自分は全てを失ったとしても、何かに自分の未来をみれるのであれば、それがやはり幸せを感じられることなのだろうと思います。自分は、最後まで自分です。自分らしく生きましょう。

 

これまでと一味も二味も違う、ウルヴァリンを瞼に焼き付けにいきましょう。

ピックアップ アクタ/アクトレス

ヒュー・ジャックマン

今更、紹介する必要もありませんが、やはり、これまでの功績をたたえ、ヒューを外すわけにはいきません。これまでの怒りの塊だったようなウルヴァリンも年老い、すっかり弱気な上、いろんな意味で深く未来を見つめているようでした。これまでと違う、深いウルヴァリンを演じてくれてます。今までのウルヴァリンを思い出せてくれるような味のあるウルヴァリンをありがとう。実年齢よりはかなり年上のウルヴァリンを演じてくれてますね。

 

ダフネ・キーン

彼女が、ちっちゃな太陽です。12歳のようですね。年老いたウルヴァリンの相手役としてはぴったりだったんじゃないでしょうか?観客は、みんなファンになったのではないでしょうか?錚々たる名優に対して、堂々とした演技は素晴らしいです。芯の強さを感じさせてくれる女優さんです。

 

この映画をオススメしたい方

  • 人生の希望を見出したい人
  • ウルヴァリンって言葉がわかるすべての人

 

映画観賞記録

2017年、映画館で観た映画: 21本目

個人的な評価: 7.9点/10点満点

今日のポップコーン: 夕食なしのハーフ&ハーフのM。

ひと言:序盤から高いびきのおじさん、全ての戦士は、金曜の晩には疲れ切っているね。来週も頑張ろう。

 

2017年の個人的な映画ランキング

2017年映画館で観た映画ランキング

最近、いい映画にたくさん出会えてうれしい。

 

Posted by j138

 

 

 

 

 

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