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映画の感想”ダンケルク”- 青く、ほの暗い物語

投稿日:2017年9月14日 更新日:

原題:”Dunkirk”

青い空に、青い海、そんな中を自由に翔ける飛行機、そんな夢のような乗り物に、物騒なものを取り付けて、こともあろうか、それを使って人を傷つけるなんて誰が考えたんでしょうか?そんなことがあってはならないです。

では、感想です。今回は、ある程度ネタバレですので、これから観にいく人は読まないでください。

 

映画の感想

噂の映画、公開二日目にワクワクして。。。しかし、残念なお知らせですが、私の苦手な分野の映画でした。だって、怖いんだもん。わかっていましたが、戦争の怖さが伝わります。陸上の戦いのように派手な打ち合いはないんですが、戦場の兵士それぞれの戦闘を細やかに描き出されています。普通の景色の中に、人を傷つけるシーンが描かれていて、妙なリアルさ(本当のリアルは知らないので、想像上のリアリティ)があって、ちょっと怖いです。

何十万もの兵が救われる、ハッピーな物語かと思っていたらとんでもありません。そこにあるのは、戦争に対する絶望と残虐さなんです。それほど戦争を身近に感じたことない僕でも、ぞっとするシーンがたくさんあって、眉間にシワがよりっぱなしです。

 

この映画って、見る人によって感じることが違うんじゃないかなぁ?と思います。日本人にとってのこの映画と、アメリカ人にとってのこの映画は、ずいぶん違うんじゃないかと思います。戦争に関する歴史も違えば、戦争に対する考えかたも違います。そういう意味では、万人受けを狙うような作品ではなく、実話となる物語を様々な角度から繊細に描くチャレンジングな作品となっています。

 

かなり、無駄なのものを取り除いた映画構成から、殺伐とした戦場を表現していたり、個々のキャラクタのより細かな心情が伝わったりと、何がどこまで狙われてるのか?よくわかってないけど、実際観れば、この映画のチャレンジを体感できるのえはないでしょうか?

それなりの覚悟を持って、鑑賞しましょう。いえ、体験しましょう。

 

ピックアップ アクタ/アクトレス

では、いつものコーナーです。でも、今回、人の判別しづらいぞ。画面暗いし。

フィン・ホワイトヘッド

まだ、20才という若さです。初めてみましたが、憂いのある表情をした青年兵士を演じています。主演の一人ですが、特に、すごい活躍をしたわけではなく、一登場人物として、その役を演じています。なんか言いたそうで何も言わない雰囲気が役として、この物語の雰囲気作りに貢献してるかと思いました。

 

マーク・ライランス

まさに、国に貢献するお手本のような国民として登場します。その態度と、深い経験からくるセリフや振る舞いが、まさに素晴らしい人格を表現しています。まさに、国民の鏡って雰囲気が漂います。素晴らしい、演技です。

 

ノーラン監督といえばのトム・ハーディや、キリアン・マーフィも出てましたが。

 

この映画をオススメしたい方

  • 悲惨な歴史でも、やっぱり真実が知りたいという方

 

映画観賞記録

2017年、映画館で観た映画: 35本目

個人的な評価: 8.1点/10点満点

今日のポップコーン: 久しぶりのキャラメル味でした。映画の内容は苦かったですけど。

ひと言:ノーランのセンスが光るも、もっと別のジャンルの映画が良かったと思う人が多いと思います。

 

posted by j138

 

 

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