映画 映画2017

映画の感想:”ムーンライト”-うーん、したり顔で観れない映画。

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原題: Moonlight

先に断っておきますが、この感想は、僕の個人的な感想です。

 

2017年アカデミー賞でのあのハプニングも鮮明に覚えている方が多いと思います。見てきました、”ムーンライト”金曜日のレイトショウでしたが、客席が7割方埋まっていました。みなさんの期待感の高さが伺える状況で鑑賞スタートです。

 

この映画のテーマは、とても深いです。黒人、麻薬、貧困、そしてLGBT。深い、とても深いテーマです。深すぎて、僕は完全に溺れてしまいました。正直、大きな声でいえませんが、”全くわからん”です。ストーリーも大きな出来事が起きるわけではないので、ただただ、静かに、主人公のように自分の心と対峙するわけですが、どうしても自分の中の感情と合う領域がないんです。だから、何かを感じることが難しんです。たいていの日本人は、僕と同じような気持ちになるんじゃないかと思います。(いや、そうでもないか?)

 

映画は、本当に淡々と進みます。一人の黒人少年が大人になっていく様が描かれています。こういう人生が普通といってるのか、マイノリティのこの青年にスポットライトを当てたんですといってるのか?はよくわからないですが、この青年のような人生を歩む可能性のある少年たちは結構の数で存在すると想像させてくれます。少年の中の強烈な転機となる物事を描くのではなく、何となくの流れで、こんな感じに成長してしまいました。的な物語です。”そんな、彼の生き様に何を感じるか?”、それはあなた次第です。

 

ここは、僕の個人ブログなので言いたい事を書きますが、日本人でこの映画わかる人って極端に少ないんじゃないでしょうか?この手の映画は、やっぱり、自分の境遇や、周りの境遇に合わせて何らかの感情があこるわけであって、日本人だと、どうしてもこのテーマとは遠い気がします。気楽なおじさんの僕なんて、遠すぎてさっぱりわからない。深すぎて、溺れるしかない。

 

そうです。こういうのが、僕の苦手な、”したり顔映画”です。この映画に関しては、感想を書けば書くほど、自分がしたり顔になりそうなので、このへんで終わりにします。アカデミー賞受賞作です。素晴らしいんです。それは、みんな知っています。映画に何を求めるかにもよると思います。

 

参考にならないレビューで申し訳ありませんが、本作については、他の方の感想を参考にしていただけると幸いです。(白旗)

 

ただ、映像は美しいので、芸術観点で鑑賞するには素晴らしいです。

ピックアップ アクタ/アクトレス

俳優陣は素晴らしいです。

マハーシャラ・アリ

この映画の中で、とても重要な、そして人間味のある役を演じてくれています。アカデミー賞でも、この役で、助演男優賞を取っているので、ぜひ、みて、感じてください。映画の中でも飛び抜けた存在感を出しています。

 

ナオミ・ハリス

こちらは、微妙な母親役を好演しています。最近の映画、”すばらしきかな、人生”に出演しています。”すばらしきかな、人生”の方でもすばらしい(!)母親役ですが、今回は、すばらしくない母親を素晴らしく演じています。

映画の中で年を重ねていくんですがよい感じに味が出てきて、物語に深みを持たせる役どころです。

 

散々な感想も書きましたが、この二人の演じるキャラクタをみるだけでも、この映画を観る価値はあるはあると思います。(どっちやねん。)

この映画をオススメしたい方

したり顔で、”さすが、いいわ、この映画”とかいう自分が好きな人

 

私の映画観賞記録

2017年、映画館で観た映画: 11本目

点数: 4.1点/10点満点

今日のポップコーン: 毎週映画にいくので、健康のため、キャラメル味を塩味に変更。

一言: 途中で、2人、抜けたね。あと、そこの外国の方、暇だからって上映中にスマホみないで。

posted by j138

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