まったくもってすごい映画を作ってしまったものです。僕にとって、
2017年公開の亜人を観た時以来の衝撃でした。
それほど素晴らしかった。この感じの映画が、日本で制作してここまでのクオリティになることは、正直驚きとしか言いようがない。
このInterdimensionを読んでくれてる読者はご存知の通り、普段、邦画を紹介するのは、映画記事の中でも1割程度です。
しかし、ハリウッド映画を好む僕にとってもこの映画は、
2019年の最高傑作の一つ
と言えると感じました。好みの問題もあると思うけど、、です。
順を追って、感想を書かせていただきたい。
Contents
日本映画としての挑戦を感じる
正直、観るまでは、あのキングダムの世界を日本の映画で作ったら、チープなものになって、観れたもんじゃないってことになるかもって思っていました。
本当に、失礼な思い込みだったと理解しました。
個人的には、2017年公開の”亜人”を観たときに、日本のCG映像映画が、我々世代('80、'90年世代)の人にとっては、想像もできないできであり、少なくとも僕は、あのときかなり衝撃だった。
でも、中国大陸ものの難易度は、中国制作やハリウッド制作のこれまでの作品が示すように、映画のジャンルの中では間違いなく、難易度が高いです。レッドクリフとかは別格なできですが、それも世界のジョン・ウーの作品でなんですもの。
日本映画が、この手の対策に挑むというというのは正直、
かなりの挑戦
だと思いました。
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日本俳優陣の挑戦
俳優陣の挑戦も素晴らしかった。
実は、今日観に行ったきっかけは、テレビでこの映画の番宣をやっており、そのとき、大沢たかおさんの話を聞いたからです。
最近、太るのはやってますよね。グリーン・ブックのヴィゴ・モーテンセン、バイスのクリスチャン・ベール、そして、このキングダムの大沢たかお。肩を並べて書いても支障がない。それくらいの熱は伝わってきた。
みんな、体型変えすぎで体調崩さないでね。(それにしても、同じくらいの世代の方々ですねぇ。)
若手俳優人の挑戦
若手俳優の活躍も忘れてわならない。主役の信を演じた山崎賢人さん、嬴政・漂を演じた吉沢亮さんとも素晴らしかったと思います。
正直、山崎賢人さんは、ジョジョ役やるくらい上背もあるので、信のイメージつくるのは難しいかな?とも思いましたが、多分、随分絞ってあの信のイメージをうまくだしていました。。
山崎賢人さんは、影のある役とかもやっていて、個性的には、思慮深いというか影のある役の印象が強いのに、情熱型の役も見事に演じてました。アニメキャラが似合うのは意外な気がしました。素晴らしかったと思います。
吉沢亮さんは、僕のみる映画に出てなかったので、存在自体を知らなかったです。でも、今回の、漂と嬴政の演じ分けは見事でした。
情熱と知力を兼ね備えたまっすぐな性格の漂のキャラクタと、冷静沈着で知性豊かでそれでいてたぐいまれないリーダー氏シップを発揮する嬴政を見事に演じ分けていました。
この2人のキャラを全く別々に演じる演技力は素晴らしかったです。
信と漂の友情が、信と嬴政の友情に変わって続いてく感じとかよく出ていたと思います。嬴政役の吉沢さんは、あの眼差しが原作を思い出せてくれてすごく良かったです。二人が映画の軸になって、いい演技を見せてくれたので、全体のクオリティも上がったと思います。戦闘シーンとかもなにげにかっこよかったですしね。
個性的なキャラたち
残りのキャラクタに全部触れるのは熱狂的な原作のファンの方々に委ねるとして、他のメンバーも個性豊かなキャラたちを本当に個性豊かに演じてくれたと思います。高島さんは、もともと人間離れしてる印象がしますが・・・。(失礼)
キャラ自体は原作のものでしょうけど、映画の中で、そのキャラクターを演じきってる印象が良かったです。
物語は、内容的に世代交代の話も入ってるわけですが、この映画の俳優陣もかなり広い世代で、うまく作り上げられている印象を受けます。ベテラン勢の味のある演技と個性、若い世代のキャラとかぶる新鮮さが相まって良かったです。
本当に、全員がすばらしい演技だと感じました。
日本映画として、一段登った印象
日本映画としても、一段高みに登った印象を持ちました、これだけ(魅力的だけど)難しい素材(原作)を生かして、ここまでの作品に仕上げてくれたことに感謝です。私が邦画に疎いだけかもしれませんが、ここまでいい作品になってるとは正直驚きでしかないです。
原作+アニメ+俳優+音楽+制作の全ての力が組み合わさっていい作品
です。これまでは、この手の作品は、
”やっぱ原作の方がいいわぁ”
ってなることが多かったですけど、
今回は、原作の良さを軸に映画ならではのスケールの大きさをプラスしていい作品にできあがってると思いまます。
ちょっとした懸念
ここまでいい出来だと、中国資本の影響が大きいハリウッドがアクセスしてこないはずはないと思いますが、これはあまり変な方向に行かないないといいなぁ。と思いました。たまに、気になることもあるので。
最後に一言言っておこう
随分絶賛しましたが、僕は、原作の熱狂的なファンはないです。ちょっとくらい知ってる程度です。あ、王騎とかは知ってますよ。あんな濃いキャラちょっと見かけたら忘れられない。何がいいたいかというと、
原作知らなくても十分楽しめる映画
なんです。(随分絶賛して、ただの映画好きかい。って怒られそうです。変な感想だったら、すんません。)これから、原作もちゃんと読んでみます。
アニメを全部見ました
映画に遅れること2日で、映画と同じとこまでアニメ見ました。映画は、かなり原作に忠実に作られていることがわかりましたし、俳優陣みんなのキャラが、全員似てるのが驚きでした。てんとかもあのままってのが面白かったです。
次回作のキャストがすでにきになりますねぇ。特にあの女性キャラ・・・。
左慈がすごくいい
映画の左慈はすごくいいですね。坂口拓さんが演じています。いろいろ記事見ると、一時期引退してらっしゃったんですね。めちゃめちゃ、存在感ありますよね。めっちゃいいと思いました。アニメと構成がちょっと違いますが、坂口さんの存在感が存分に生きる構成で、すっごい映画を引き締める重要な役を存在感豊かに演じてくれています。
これまで、このくらいの素晴らしいキャラの役者さんの活躍の場が残念ながら少し少し好くなかったのではないでしょうか?
以前は、結構アクション系の俳優さんの活躍の場があったように思いますが、最近は、少なくなってたと感じますから・・・。
これから、活躍の場が増えそうで楽しみです。
個人的にすごく好みだったので追記してしまいました。これから勝手に注目させてもらおうと思います。(ファンて普通そういうもんですけど。。。)
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まとめ
本当にいい作品になってるので、多くの人にぜひ観て欲しい作品です。
最後のシーンで、あの王騎を成立させた世界観に脱帽です
あのキャラ設定のままやるなんてすごいよ。(汗)
本当にいい映画をありがとうございます。
関係者の皆さんの努力が実った作品と感じました。
きっと、流行りますね。(願望含めて)
公開1週間で、観客動員数100万人突破と、すでに大ヒットですね。
良いものは、良い評価を得られるということは映画ファンにも嬉しいことです。
そして、続編も楽しみに待ちます。楽しみです。
おまけ
こちらの動画も見つけたのではっておきます。みんなのこの挑戦に対する熱意の伝わってくる動画です。
posted by j138